2020-05-22 第201回国会 衆議院 外務委員会 第9号
世に、フグは食いたし命は惜ししと言われているんですけれども、厚労省は、昭和五十八年、厚労省環境衛生局長通知、フグの衛生管理についてを出して、十六種のフグ科、先ほどいろいろありましたけれども、ハリセンボン科四種、ハコフグ科一種とナシフグについてのみ食用可能と認めています。確かに死亡件数の減少はしたけれども、これは医療の発展のおかげなんですね。
世に、フグは食いたし命は惜ししと言われているんですけれども、厚労省は、昭和五十八年、厚労省環境衛生局長通知、フグの衛生管理についてを出して、十六種のフグ科、先ほどいろいろありましたけれども、ハリセンボン科四種、ハコフグ科一種とナシフグについてのみ食用可能と認めています。確かに死亡件数の減少はしたけれども、これは医療の発展のおかげなんですね。
地域別には、東日本の太平洋沿岸域におけるショウサイフグとゴマフグ、瀬戸内海におけるナシフグとコモンフグ、日本海におけるトラフグとマフグ、九州沿岸域におけるシロサバフグとドクサバフグ、こういったフグ類各種の交雑事例が報告されているところでございます。
そのため一年余り長崎県のフグ漁、これはナシフグという魚種でありますけれども、それが操業停止になって数億円の損失を出しております。こういった実態を考えても、私は、むしろ輸入の仕方によっては、あるいは今飼料というふうにおっしゃいましたけれども、輸入の仕方によっては、本当にとれない漁業だけじゃなくて本来とっていい魚までとれなくなっているという現状をぜひお調べになっていただきたいと思います。
○藤田(ス)委員 時間が参りましたので終わらなければなりませんけれども、ナシフグの問題について、この間禁止されたばかりで皆さんも実態はご存じないのではないかなと思いますが、一度長崎のナシフグの実態について調査をし、そしてどういうことになっているかということを水産庁としてぜひ見ていただきたい、これだけはお答えいただけませんか。
それから、ナシフグでございますが、これは厚生省の方のいろいろな調査の結果、毒があるということで、今御指摘のような措置がとられたわけでございます。 私どもといたしましては、まずナシフグが市場に出ないことが一番大事でございますので、その指導、徹底を今まさに図っているところでございます。
○川合政府委員 まずこれにつきましては、私どもナシフグが市場に出ないことにつきまして最大限の努力をしているところでございます。ナシフグだけをとらえましていろいろな調査をすることはなかなか難しいということだけは御理解をいただきたいと思います。